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日本語訳の楽しさ

皆さんこんにちは!Good知多武豊校の武藤です。

今日は英語を日本語訳するときの楽しさについて話そうと思います。

 

まずは下の英語を見てみましょう。

 

I’m Tom.

 

普通に直訳すると「私はトムです。」

 

別に全然OKですが、これは場面が変わると実はいろんな訳し方に変えた方がいいんですね。

 

例えばクラス替えをして、同じクラスになった子に「休み時間」に自己紹介するんだったら

 

I’m Tom.
(僕はトムっていうんだ。)

 

英語では変わらないけど、このように日本語訳をした方が自然な会話になりますよね?

 

こんな感じで、その場面場面で話している人の気持ちを言葉に表して日本語訳すると、英語の文法とか単語の意味とかだけではなくて、ニュアンスとかも勉強になるかもしれないですね。

 

ちなみに私がこういうことを少し意識するようになった文がありますのでご紹介します。

 

戦争のお話の中で、主人公の兵士は戦いから自分の住んでいる街に帰ってきたときのことです。
そのときナレーションとして流れたのが次の文章でした。

 

The soldier saw a destroyed city.

一応単語の意味を書いておくと、soldier「兵士」 saw「see(見る)の過去形」 destroyed「破壊された」 city「街」

普通に直訳すると、「その兵士は破壊された街を見た。」

 

この日本語訳も間違いではありませんが、プロの翻訳家さんはこのように訳していました。

 

 

 

「その兵士の目の前に広がっていたのは、破壊されてしまったあとの街だった。」

 

どうでしょうか。このような訳だと、その兵士の悲しみや驚きが少し伝わるのではないでしょうか。

私は英語を「勉強するもの」としかとらえてきませんでしたが、これを見たとき、英語も「生きている」んだなぁとしみじみ思いました。

 

皆さんも是非、その場面にあった日本語訳ができるといいですね。
ただ、ここで注意ですが、このような訳を学校のテストでやると×になることもありますので、テストとかでは普通に訳した方がいいですよ笑

皆さんも英語を楽しく学んでいきましょう!

QA