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diary

1メートルは何故1メートルなのか

こんにちは、Good大府校の早川です。

4月11日の今日は、「メートル法公布記念日」です。
1921年の今日、改正「度量衡法」が公布されて、
それまで使っていた尺貫法などを使わずにメートル法のみを使うように定められました。
しかし、実際には反対運動が起こって施行は無期延期になりました。
メートル法への完全移行は戦後の1951年になってようやく行われました。

1mは「光が真空中で1秒で進む距離の299,792,458分の1」と定義されています。
なぜこんな中途半端な値なのかというと、
それ以前の1mは「北極から赤道までの経線上の距離の1000万分の1」とされ、
それを元にメートル原器という1mの基準になるものが複数作られ、使われてきました。
しかし、科学が発展するにつれ、その人の手によって作られたメートル原器が本当に正確なのかどうかが問題にされるようになり、
「光は真空中では一定の速さで進む」ということが性質を使って1mの基準を改めることになりました。
その際に「北極から赤道までの経線上の距離の1000万分の1」だったものを無理やり光の速度の基準に合わせた結果が「光が真空中で1秒で進む距離の299,792,458分の1」となりました。

早川博規先生

この記事を書いた人

早川博規先生

地元の知多市に生まれ、知多市で育つ。その後も地元横須賀高校に進学、大学進学で一度地元を離れたが、大学卒業後再び知多に戻ってきて現在に至る。得意教科は「社会」、特に歴史で「社会を単純な暗記科目と思うな」がモットーです。
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