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diary

此世をば

こんにちは、Goodの早川です。

10月16日、今日は1018年に藤原道長の娘が天皇のきさきになって、
道長が「此世をば 我世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も なしと思へば」とよんだ日になります。
(これは歴史の教科書の54ページに載っています。)
この時代は、藤原氏が摂関政治を用いて政治の権力を独占しており、
特にこの道長とその子の頼通は藤原氏の全盛期でした。
そんな時期に道長が歌ったこの歌の意味は、
「この世で自分の思うようにならないものはない。満月に欠けるもののないように、すべてが満足にそろっている」
という意味で、道長は得意満面によんだと伝えられています。

さて、そんな藤原道長がいた平安時代ですが、来年の大河ドラマは平安時代がモデルとなります。
紫式部が主人公の作品で、紫式部は天皇に嫁いだ藤原道長の娘の教育係として和歌や学問を教えていました。
紫式部は『源氏物語』の作者として有名で、この『源氏物語』の主人公は藤原道長がモデルではないかと言われています。
平安時代をモデルにした大河ドラマは珍しく、平安時代中期を舞台としたものでは48年ぶりになります。
大河ドラマは、戦国時代や幕末が舞台になることが多いのですが、今回は平安時代となっています。
久しぶりの平安の大河ドラマということで、平安時代に再度焦点があたると予想されます。
その時々の流行や話題は、時事問題や入試で出題されることもあるので平安時代について再度学んでおくのもよいのではないでしょうか。

早川博規先生

この記事を書いた人

早川博規先生

地元の知多市に生まれ、知多市で育つ。その後も地元横須賀高校に進学、大学進学で一度地元を離れたが、大学卒業後再び知多に戻ってきて現在に至る。得意教科は「社会」、特に歴史で「社会を単純な暗記科目と思うな」がモットーです。
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