2025.09.16
授人以魚 不如授人以漁
授人以魚 不如授人以漁 ー老子
「飢える人に、魚を与えるのがよいか、魚の釣り方を教えるのがよいか。」
という意味です。
また、
「魚を与えれられるのみの人間はやがてまた飢えるが、魚の釣り方を学んだ者は今後飢えない」
という考え方もあります。ご存じの方も多いと思います。
勉強も同じですね。
「教えてもらってばかりじゃダメ」
「自分の力でも勉強を進められるようにならないと」
分かってはいるけれど、どうしたらいいのかわからない…
そんな方は、まず2つのことを試してみてください。
① 教科書を何度も読むこと
「読む」ことは、学びの基本です。教科書を何度も何度も読みましょう。
でも、最初は隅々まで読まないようにしましょう。わからないことが多いと、嫌になっちゃいますから。
そのかわり、何度も何度も繰り返し読みましょう。
不思議なことに、読んだ回数だけ理解度は上がり、目が届く範囲も広がっていきます。
同時に「知識・考え方」が自然と体に染み込んでくるはずです。
スポーツに例えるならば、専門用語やルールなどを徐々に知っていく作業です。
② 問題を解説の真似をして解くこと
「学ぶ」の語源は「まねぶ」。つまり、『真似をする』という言葉です。
その言葉の通り、解き方を何度も真似て解いてみましょう。
すると、正しい考え方『頭の動かし方』や手順『手の動かし方』がわかってくるはずです。
これもまたスポーツに例えると、シュートなどの反復練習・フォーム確認です。
今、小学・中学・高校生が使っている教科書は、昔と比べて飛躍的に使いやすくなっています。
無理に手を広げる必要はありません。まずは、教科書をベースにした学習に取り組んでみてください。
その先のお話は、またいつかどこかで。

この記事を書いた人
井元厚志先生
知多市出身。15年を超えるベテラン講師。専門は英語だが、文・理問わず指導可能。「ご家庭の最強・最良パートナーであれ!」がモットー。大学時代にイギリス留学と現地の小学校で職員をしていた経験あり。伊豆半島をこよなく愛しており、いつか移住する野望を持っている。
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