2025.06.17
中高生必見!社会のテストで高得点を狙う勉強法
「社会って暗記ばかりでつまらない…」「年号や人名が全然覚えられない!」
そんな風に思っている中高生のみなさん、実は社会ほど効率的に点数を上げやすい科目はないんです!
正しい勉強法さえマスターすれば、確実に成績アップできる社会科。その秘訣をお教えします!
社会科の基本戦略
1. 教科書は「流れ」を意識して読む
社会科の勉強で一番大切なのは、バラバラの知識を「つながり」として理解することです。
歴史なら時代の流れ、地理なら地域の特色、公民なら制度のしくみを意識しながら教科書を読みましょう。一つ一つの出来事や制度が、なぜそうなったのかを考えながら読むのがポイントです。
2. ノートまとめは「関連付け」がカギ
授業ノートをそのまま写すだけでは意味がありません。
効果的なノートまとめ方:
- 時代や地域ごとにページを分ける
- 因果関係を矢印で示す
- 重要人物や出来事を色分けする
- 自分なりの「なるほど!」を書き込む
視覚的に分かりやすいノートを作ることで、記憶に残りやすくなります。
分野別攻略法
歴史:ストーリーとして覚えよう
歴史は単なる暗記科目ではありません。一つの大きな物語として捉えることが重要です。
効果的な歴史学習法:
時代の流れを把握する まずは大きな時代区分(古代→中世→近世→近代→現代)を理解し、それぞれの時代の特色を掴みましょう。
人物を中心に整理する 歴史上の人物を軸にして、その人が何をしたのか、なぜそれをしたのか、どんな影響があったのかをセットで覚えます。
年号の覚え方 すべての年号を覚える必要はありません。重要な出来事の年号だけを選んで、語呂合わせや時代の流れの中で覚えましょう。
例:1192年(いい国作ろう)鎌倉幕府、1603年(人群れ参上)江戸幕府
地理:地図と統計を活用せよ
地理は暗記だけでなく、資料を読み取る力が試される分野です。
地理学習のコツ:
地図帳は最強の味方 教科書を読みながら、必ず地図帳で場所を確認しましょう。国や都市の位置、山脈や河川の名前を視覚的に覚えることが大切です。
気候と産業の関連を理解 「なぜその地域でその産業が発達したのか」を考えながら学習します。気候や地形と産業の関係を理解すれば、丸暗記する必要がなくなります。
統計資料の読み方をマスター グラフや表の読み取り問題は必出です。数値の変化やランキングの変動に注目し、その背景にある理由を考える習慣をつけましょう。
公民:身近な問題と関連付けよう
公民は現代社会の仕組みを学ぶ分野なので、ニュースや日常生活と関連付けて学習することが効果的です。
公民学習のポイント:
制度の目的を理解 憲法や法律、政治制度は「なぜそのような仕組みになっているのか」を理解することが重要です。
具体例と結び付ける 選挙制度を学ぶときは実際の選挙を、経済を学ぶときは身近な商品やサービスを例に考えてみましょう。
時事問題をチェック 新聞やニュースで取り上げられる話題と教科書の内容を関連付けて考える習慣をつけましょう。
効果的な暗記テクニック
1. 関連付け暗記法
バラバラに覚えるのではなく、関連する事項をまとめて覚えます。
例:室町時代 → 足利尊氏 → 建武の新政 → 南北朝時代
2. 五感を使った学習
- 声に出して読む(聴覚)
- 図表を描く(視覚)
- 歩きながら暗記(体感)
複数の感覚を使うことで、記憶に残りやすくなります。
3. 反復学習のタイミング
記憶の定着には適切なタイミングでの復習が重要です。
効果的な復習タイミング:
- 学習直後
- 1日後
- 1週間後
- 1ヶ月後
このサイクルで復習すると、長期記憶に定着します。
問題演習で実戦力アップ
一問一答で基礎固め
重要用語や年号は一問一答形式で繰り返し練習しましょう。スキマ時間を活用できるので効率的です。
記述問題対策
「なぜ」「どのような」で始まる記述問題は、因果関係や背景を説明する練習が必要です。
記述問題のコツ:
- 結論を先に書く
- 理由や根拠を明確に示す
- 具体例を入れる
- 字数制限を意識する
資料問題に慣れる
グラフ、表、地図、史料などの資料問題は、まず資料の内容を正確に読み取ることから始めましょう。
テスト直前の総仕上げ
ポイントの最終確認
これまでにまとめたノートや重要事項を最終チェックします。新しいことを覚えようとせず、既に学習した内容の定着に集中しましょう。
苦手分野の集中攻略
模擬テストや過去問で間違えた分野を重点的に復習します。時間がない場合は、苦手分野に絞って学習することも大切です。
時間配分の練習
本番と同じ時間で問題を解く練習をしましょう。どの問題にどれくらい時間をかけるかを事前に決めておくと、テスト本番で慌てることがありません。
社会科学習の心構え
「なぜ?」を大切に
社会科は暗記科目と思われがちですが、実は「なぜそうなったのか」を考える科目です。常に疑問を持ちながら学習しましょう。
現代とのつながりを意識
過去の出来事や他国の文化も、現代の日本や世界とつながっています。そのつながりを意識することで、学習内容がより身近に感じられます。
継続的な学習習慣
社会科は一夜漬けよりも、毎日少しずつでも継続して学習することが効果的です。1日15分でも続けることで、確実に力がつきます。
まとめ
社会科のテスト勉強は、正しい方法で取り組めば必ず結果が出る科目です。
単なる暗記に頼るのではなく、理解を重視し、関連付けを意識した学習を心がけてください。また、普段からニュースや時事問題に関心を持つことで、より深い理解が得られます。
今回紹介した方法を実践して、社会科で高得点を目指しましょう!きっと「社会って面白い!」と思えるようになるはずです。

この記事を書いた人
猪股義人先生
知多半島出身で学生時代から塾講師を始めて以来、塾業界一筋。「児童・生徒さんや保護者様お一人ひとりに対して全力で向き合う」をモットーに、自分自身も一緒に成長していけるよう妥協せずに最善の道を見つけ出す。どんな些細な悩み事でもかまいません。お気軽にご相談ください。
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