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高校の通知表で見逃してはいけない重要なポイント

高校生活において、通知表は単なる成績の記録以上の意味を持ちます。進路選択や将来の可能性に大きく影響する重要な書類です。今回は、高校の通知表を受け取った際に必ず確認すべき注意点をまとめました。

1. 評定平均値の計算と確認

・なぜ重要なのか
評定平均値は大学入試の推薦入試やAO入試で重要な判定材料となります。わずかな計算ミスが合否を左右する可能性があるため、必ず自分で確認しましょう。

・確認方法
– 各科目の評定(1〜5)を単位数で重み付けして計算
– 計算式:(各科目の評定×単位数)の合計÷総単位数
– 小数点第2位まで正確に算出されているか確認

2. 単位修得状況の把握

・卒業要件との照合
– 必修科目の単位がすべて修得できているか
– 選択科目の必要単位数を満たしているか
– 総単位数が卒業要件(通常74単位以上)に達しているか

・未修得単位への対応
もし未修得単位がある場合は、すぐに担任の先生に相談して補習や再履修の方法を確認しましょう。

3. 出席状況の重要性

・出席日数の確認
– 各科目の出席日数と出席率
– 欠席・遅刻・早退の回数
– 病欠と普通欠席の区別

・進路への影響
出席状況は推薦入試や就職活動において重要な評価項目となります。特に推薦入試では出席率90%以上が求められることが多いです。

4. 特別活動記録の確認

・記載内容のチェック
– 生徒会活動
– 部活動の実績
– 学校行事での役割
– ボランティア活動

これらの記録は調査書に記載される重要な情報源となります。漏れがないか確認し、必要に応じて担任の先生に追加を依頼しましょう。

5. 資格・検定の記録

・記載されるべき資格
– 英語検定、漢字検定、数学検定
– 情報処理技能検定
– 簿記検定
– その他の専門資格

・未記載の場合の対応
取得した資格が記載されていない場合は、合格証書を持参して担任の先生に報告しましょう。

6. 所見欄の内容

・載内容の確認
– 学習態度や生活態度
– 特筆すべき活動や成果
– 進路に関する記録

・内容の正確性
事実と異なる記載がある場合は、速やかに担任の先生に相談して修正を求めましょう。

## 7. 進路指導記録

### 進路希望の確認
– 第1希望から第3希望まで正確に記載されているか
– 進路変更があった場合の更新状況

### 進路指導面談の記録
面談内容や進路指導の経過が適切に記録されているか確認しましょう。

## 8. 修正が必要な場合の対応

### 誤記載の修正手続き
1. 担任の先生に相談
2. 修正理由を明確に説明
3. 必要に応じて証明書類を提出
4. 修正後の確認

修正可能な期限
通知表の修正には期限があります。早めに気づいて対応することが重要です。

まとめ

高校の通知表は将来の進路を左右する重要な書類です。受け取ったら必ず以下の点を確認しましょう:

– 評定平均値の正確性
– 単位修得状況
– 出席状況
– 特別活動記録
– 資格・検定の記録
– 所見欄の内容
– 進路指導記録

不明な点や誤りを発見した場合は、遠慮せずに担任の先生に相談することが大切です。通知表は自分の高校生活の記録であり、将来への重要な扉となる書類なのです。

定期的に確認し、必要に応じて修正や追加を行うことで、進路実現に向けた準備を整えましょう。

猪股義人先生

この記事を書いた人

猪股義人先生

知多半島出身で学生時代から塾講師を始めて以来、塾業界一筋。「児童・生徒さんや保護者様お一人ひとりに対して全力で向き合う」をモットーに、自分自身も一緒に成長していけるよう妥協せずに最善の道を見つけ出す。どんな些細な悩み事でもかまいません。お気軽にご相談ください。
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