2025.07.21
中学生が無理なく学習習慣を身につける7つのコツ
中学生になると、小学校とは比べ物にならないほど勉強が難しくなりますよね。「毎日勉強しなきゃいけないのは分かってるけど、なかなか続かない…」そんな悩みを抱えている中学生も多いのではないでしょうか。
今回は、中学生が無理なく学習習慣を定着させるための具体的な方法をお伝えします。実際に多くの中学生が実践して効果を感じている方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
1. まずは「小さく始める」が鉄則
いきなり「毎日3時間勉強する!」と決めても、続かないのは当たり前です。最初は1日15分からスタートしましょう。
具体例:
- 帰宅後、おやつを食べる前に英単語を5個覚える
- 夕食前に数学の計算問題を3問解く
- 寝る前に国語の漢字を10個書く
小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信につながります。15分が習慣になったら、少しずつ時間を増やしていけばOKです。
2. 決まった時間に勉強する「時間固定法」
人間の脳は、同じ時間に同じことをすると、それが自動的な行動になりやすいという特性があります。
おすすめの時間帯:
- 朝型派:起床後30分(脳がスッキリしている)
- 夕方派:帰宅後すぐ(疲れる前に済ませる)
- 夜型派:夕食後1時間(消化が落ち着いた頃)
部活や習い事のスケジュールを考慮して、自分が最も集中できる時間を見つけることが大切です。
3. スマホとの上手な付き合い方
「スマホがあると集中できない」という中学生は多いですが、完全に禁止するのではなく、上手に活用することを考えましょう。
効果的な方法:
- 勉強時間はスマホを別の部屋に置く
- 勉強アプリを活用する(暗記カード、タイマーアプリなど)
- 25分勉強→5分休憩のポモドーロテクニックで、休憩時間だけスマホOK
- 勉強後の「ご褒美時間」としてスマホタイムを設ける
4. 勉強場所を工夫する
毎日同じ場所で勉強することで、その場所に座るだけで「勉強モード」に切り替わるようになります。
理想的な勉強環境:
- 机の上に勉強道具以外は置かない
- 適度な明るさを確保する
- 温度は少し涼しめ(20-22度)に設定
- 時々場所を変える(図書館、カフェなど)でマンネリ防止
5. 親や友達との「約束」を活用する
一人だと挫折しがちですが、誰かとの約束があると続けやすくなります。
具体的な方法:
- 親と「毎日30分勉強したら週末に好きなものを買ってもらう」と約束
- 友達と「今日何を勉強したか」をLINEで報告し合う
- 家族に勉強の進捗を毎日報告する
- クラスメイトと一緒に図書館で勉強する約束をする
6. 「見える化」で達成感を味わう
頑張りが目に見える形になると、モチベーションが維持しやすくなります。
おすすめの記録方法:
- カレンダーに勉強した日にシールを貼る
- 勉強時間を記録するアプリを使う
- ノートに「今日学んだこと」を一言書く
- テストの点数をグラフにして貼り出す
連続記録が途切れても、「また明日から頑張ろう」という気持ちで再スタートすることが大切です。
7. 自分に合った勉強法を見つける
人によって効果的な学習方法は違います。いろいろ試して、自分に最適な方法を見つけましょう。
タイプ別おすすめ勉強法:
- 視覚型:カラーペンでノートまとめ、図表の活用
- 聴覚型:音読、録音した内容を聞き返す
- 体感型:歩きながら暗記、手を動かしながら学習
まとめ:継続は力なり
学習習慣の定着に「魔法の方法」はありません。大切なのは、自分に合った方法で、毎日少しずつでも継続することです。
最初は大変に感じるかもしれませんが、21日間続けられれば習慣として定着し始めると言われています。まずは3週間、今回紹介した方法の中から1つか2つを選んで実践してみてください。
頑張るあなたを、きっと未来の自分が感謝してくれるはずです。一歩ずつ、着実に成長していきましょう!
この記事が役に立ったと思ったら、ぜひ友達にもシェアしてくださいね。みんなで一緒に頑張りましょう!

この記事を書いた人
猪股義人先生
知多半島出身で学生時代から塾講師を始めて以来、塾業界一筋。「児童・生徒さんや保護者様お一人ひとりに対して全力で向き合う」をモットーに、自分自身も一緒に成長していけるよう妥協せずに最善の道を見つけ出す。どんな些細な悩み事でもかまいません。お気軽にご相談ください。
▶この講師のブログへ