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小学3年生で身につけるべき国語と算数の力

小学3年生は、学習の基礎から応用へと大きく発展する重要な時期です。この時期にしっかりとした土台を築くことで、今後の学習がスムーズに進みます。今回は、3年生で特に重要な国語と算数の力について詳しく解説します。

国語で身につけたい力

1. 漢字の読み書き能力

3年生では約200字の新しい漢字を学習します。これまでの画数の少ない漢字から、より複雑な構造の漢字が増えてきます。

重要なポイント

  • 漢字の部首を理解し、意味のまとまりで覚える
  • 音読み・訓読みの使い分けを身につける
  • 日常生活で使われる漢字を優先的に覚える

家庭でできるサポート 漢字練習帳だけでなく、日常会話の中で新しい漢字を使ったり、看板や本の中の漢字を一緒に読んだりすることが効果的です。

2. 文章読解力の向上

3年生になると、物語文や説明文がより長く、内容も複雑になります。単に読むだけでなく、内容を理解し、考えを深める力が求められます。

身につけたい具体的な力

  • 登場人物の気持ちや行動の理由を考える
  • 文章の要点を見つけ、まとめる
  • 自分の経験と結びつけて感想を持つ
  • 順序立てて内容を整理する

3. 表現力・作文力

自分の考えや体験を相手に分かりやすく伝える力が重要になります。

発達させたい能力

  • 起承転結を意識した文章構成
  • 具体的な描写や感情表現
  • 相手を意識した言葉選び
  • 正しい敬語の使い方の基礎

算数で身につけたい力

1. 四則演算の確実な習得

3年生では掛け算の九九が完全に定着し、割り算の基礎を学びます。これらの計算力は今後すべての算数学習の土台となります。

重要な学習内容

  • 九九の完全暗記(瞬時に答えられるレベル)
  • 2桁×1桁の筆算
  • 割り算の意味理解と基本的な計算
  • 余りのある割り算

家庭での練習のコツ 毎日少しずつでも計算練習を続けることが大切です。ゲーム感覚で取り組めるアプリや、お買い物での実践的な計算も効果的です。

2. 数の概念と量感

大きな数や小数の基礎概念を理解し、数に対する感覚を養います。

身につけたい概念

  • 万の位までの数の読み書き
  • 数直線上での数の位置関係
  • 概数の考え方
  • 小数の基本概念(0.1の位まで)

3. 図形・測定への理解

具体的な操作を通して、図形の性質や測定の概念を学びます。

重要な学習項目

  • 三角形、四角形の特徴と分類
  • 円の基本的な性質
  • 長さ、重さ、時間の単位とその換算
  • 面積の基本概念

4. 文章題解決力

算数の知識を実際の問題場面で活用する力を育てます。

育てたい思考力

  • 問題文を正しく読み取る力
  • 何を求めているかを明確にする力
  • 適切な計算方法を選択する力
  • 答えの妥当性を検証する力

家庭学習のポイント

継続的な学習習慣

毎日決まった時間に学習する習慣を作ることが最も重要です。短時間でも構わないので、継続することを重視しましょう。

理解を重視した学習

暗記や反復練習も大切ですが、「なぜそうなるのか」を考える習慣を身につけることで、応用力が育ちます。

実生活との結びつき

学習内容を日常生活の中で活用する機会を作ることで、学習への関心と理解が深まります。

まとめ

小学3年生は、基礎的な学力を確実に身につける重要な時期です。国語では読解力と表現力、算数では計算力と思考力をバランスよく伸ばすことが大切です。

何より重要なのは、子どもが学習に対して前向きな気持ちを持ち続けることです。できたことを認め、励ましながら、一緒に学習の楽しさを見つけていきましょう。

学習でつまずきを感じた時は、基礎に戻って丁寧に取り組むことが近道です。3年生で身につけた力は、高学年での学習の大きな支えとなるはずです。

猪股義人先生

この記事を書いた人

猪股義人先生

知多半島出身で学生時代から塾講師を始めて以来、塾業界一筋。「児童・生徒さんや保護者様お一人ひとりに対して全力で向き合う」をモットーに、自分自身も一緒に成長していけるよう妥協せずに最善の道を見つけ出す。どんな些細な悩み事でもかまいません。お気軽にご相談ください。
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