2025.08.07
小学生の夏休み、勉強面で大切にしたい5つのポイント
夏休みは子どもたちにとって楽しみな時期ですが、保護者としては「勉強は大丈夫かな?」と心配になりますよね。今回は、小学生が夏休みに勉強面で取り組むべきことを、無理のない範囲で整理してみました。
1. 基礎の復習を最優先に
なぜ復習が大切?
1学期で学んだ内容は、2学期以降の学習の土台になります。特に算数の計算や漢字の読み書きは、毎日少しずつでも続けることで定着します。
具体的な取り組み方
- 漢字練習:1日10分、1学期で習った漢字を5〜10文字ずつ復習
- 計算ドリル:朝食後の10分間を計算タイムに設定
- 音読:国語の教科書を毎日1ページずつ音読
2. 規則正しい学習リズムを作る
夏休み専用の時間割を作ろう
学校がないからこそ、家庭でのリズム作りが重要です。
おすすめスケジュール例:
- 9:00-9:30 基礎学習(計算・漢字)
- 10:00-10:30 夏休みの宿題
- 16:00-16:15 読書タイム
ポイントは「短時間でも毎日続ける」ことです。
3. 夏休みの宿題は計画的に
宿題の進め方のコツ
- 最初の1週間で全体量を把握
- 日割りでスケジュールを立てる
- 難しい課題は保護者と一緒に取り組む
自由研究や読書感想文などの大きな課題は、早めにテーマを決めて少しずつ進めましょう。
4. 体験を通じた学びを大切に
夏休みならではの学習体験も積極的に取り入れましょう。
おすすめの学習体験
- 博物館や科学館での見学:理科への興味を育む
- 図書館での調べ学習:自分で情報を探す力を身につける
- 料理のお手伝い:算数(分量の計算)や理科(化学変化)の実践的学習
- 地域の歴史散策:社会科の学習につながる
5. 読書習慣を育てる絶好のチャンス
読書のメリット
- 語彙力の向上
- 集中力の養成
- 想像力の育成
- すべての教科の基礎となる読解力の向上
読書を習慣化するコツ
- 子どもの興味に合わせて本を選ぶ
- 図書館を積極的に活用する
- 保護者も一緒に読書時間を設ける
- 読んだ本について親子で話し合う
学年別おすすめポイント
低学年(1〜2年生)
- ひらがな・カタカナの完全定着
- 簡単な足し算・引き算の反復練習
- 絵本の音読
中学年(3〜4年生)
- 漢字の読み書き(特に部首の理解)
- 九九の完全暗記と応用
- 都道府県名の暗記
高学年(5〜6年生)
- 漢字の意味理解と熟語
- 分数・小数の計算
- 中学校を見据えた基礎固め
まとめ:無理をせず、楽しく続けることが一番
夏休みの勉強で最も大切なのは「継続すること」です。完璧を求めすぎず、子どものペースに合わせて進めましょう。また、勉強だけでなく、夏休みならではの体験や思い出作りも大切にしてください。
勉強と遊びのバランスを取りながら、充実した夏休みを過ごせるよう、親子で協力して取り組んでいきましょう。

この記事を書いた人
猪股義人先生
知多半島出身で学生時代から塾講師を始めて以来、塾業界一筋。「児童・生徒さんや保護者様お一人ひとりに対して全力で向き合う」をモットーに、自分自身も一緒に成長していけるよう妥協せずに最善の道を見つけ出す。どんな些細な悩み事でもかまいません。お気軽にご相談ください。
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