★人間の脳は「危険を避けるため」に作られた★
今から何万年も前。人間は狩猟採集生活をしていました。
当時の「失敗」は、
猛獣に襲われる 食料が手に入らない 仲間からはぐれる
つまり、命に直結する危険でした。
そのため脳は、「まだ起きていない最悪の事態を先に想像して、回避する」
という仕組みを強く発達させました。
これが、今でいう不安・心配・緊張の正体です。
★不安を感じさせる正体は「扁桃体」★
脳の中には「扁桃体(へんとうたい)」という部分があります。
扁桃体は、「危険を察知するセンサー」「論理よりスピード重視」「少しの不安要素でも警報を鳴らす」という特徴があります。
その為、扁桃体はこう判断します。
「失敗するかもしれない」→「それは危険かもしれない」→不安・緊張・ドキドキを出す
重要なのは、扁桃体は「命の危険」と「受験の失敗」を区別できないという点です。
★なぜ受験で強い不安を感じるのか★
現代では、受験に落ちても命は奪われません。
でも脳はこう感じます。
評価が下がる 周囲と差がつく 仲間から外れるかもしれない
これは脳にとって
**「集団から排除される=生存の危機」**に近い感覚です。
だから受験前になると、
胃が痛くなる 眠れなくなる 自信がなくなる
といった反応が出るのです。
★不安は「弱さ」ではありません★
ここで大切なことをお伝えします。
不安がある=勉強していない・メンタルが弱い
ではありません。
むしろ、不安がある=本気で向き合っている証拠です。
本気じゃなければ、人は不安になりません。
★不安は消すものではなく「扱うもの」★
脳の仕組み上、不安をゼロにすることはできません。
大切なのは考え方です。
❌「不安を感じちゃダメ」 ⭕「これは脳の警報が鳴ってるだけ」
こう意味づけするだけで、理性的な思考をつかさどる前頭前野が働き、不安は弱まります。
★受験本番で役立つ考え方★
不安を感じたら、こう考えてみてください。
「これは狩猟時代の名残だ」 「命の危険じゃない」 「今この1問に集中しよう」
不安があっても、点数は取れます。
まとめ
受験前の不安は、狩猟時代の脳の名残
不安は危険から身を守るための正常な反応
不安があるのは、真剣に努力してきた証拠
不安を消そうとせず、理解して付き合うことが大切
最後に
不安があるままでも、人は前に進めます。不安を感じながら行動できる人が、受験を乗り越えていきます。
受験本番まであと少し、皆さんがんばっていきましょう