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diary

進化って奥深い

皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんは哺乳類と言われてどのような動物を思い浮かべますか?
ゾウ、サイ、ウシ、ヒト…
と結構挙げきるまでに時間がかかりそうな感じですが、
哺乳類の体表の色を見てみると鳥類・魚類と比べると結構地味ですよね?
(哺乳類でカラフルな動物はあまりおらず、とてもレアです。)

なんで、哺乳類は見た目がとても地味なのか?
鳥類とかはきれいですよね?なのに哺乳類は地味…。
その理由は恐竜が生きていた時代までさかのぼります。

恐竜がいた時代、哺乳類の先祖は夜行性でした。
夜行性ということは、色はあまり見えないですよね?
なので、色を認識する色覚細胞が退化してしまい
夜間でも光自体を多く取り込めるように光受容細胞が進化してきました。
そのため、哺乳類のほとんどが4色型色覚(に加えて紫外線)から2色型色覚に退化しました。
しかし哺乳類の中でも霊長類(人間もここに含まれます!)は3色型色覚ですよね?
3色型色覚とは、の3つの色の組み合わせで色を色覚する方法です。
この3色色覚になった理由の1つとして果実が熟れているかの識別ができるようになる
といったことがあげられます。
果実が熟すとき、色の変化があります。(例えばリンゴ🍎なら)
しかし、この変化が2色型色覚だと見えないのです。

この写真は上から
A.3色型色覚(人類の約95%の見え方)
B.2色型色覚(赤色が欠損…人類の約1.5%の見え方) 
C.2色型色覚(緑色が欠損…人類の約3.5%の見え方)
D.2色型色覚(青色が欠損…人類の約0.001%の見え方)
となります。
(※Dはかなりレアな症状のため、今回はA~Cで考えます。)
BとCのをそれぞれ比較してください。
ほとんど黄色っぽい色ですよね。
この状態でこのリンゴは緑色(=まだ食べられない)か赤色(=食べごろ)か
判断がほぼできないので霊長類は3色型色覚になったといわれています。

このように何気ないところにも、
何億年もの間に進化・退化したものが存在します。
もし興味のある人は、調べてみてもいいかもしれません。
また、こんな進化・退化があるよ!って調べてくれた人はぜひ教えてください。

松藤基矢先生

この記事を書いた人

松藤基矢先生

愛知県稲沢市からやってきた「勉強嫌いの救世主」を自負。「基礎をしっかりと理解する」をモットーに最短距離で目標に届くように小学生、中学生、高校生の指導にあたる。何気なく使っている公式にも理由がある、その理由を理解できれば怖いものはないでしょう。
趣味は学生時代から続けているバレーと歌うこと。
ラーメンとお肉と揚げ物が大好き。野菜が大の苦手。2024年はアスパラ嫌いの克服に挑戦中。
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