2026.01.12
もらってうれしいお年玉!
お正月に子どもたちが楽しみにしているお年玉には、実はとても古く、あたたかい意味が込められているそうです。もともとお年玉は「お金」ではなく、年神様が宿ると信じられていたお餅でした。昔の人々は、お正月になると年神様が各家庭を訪れ、新しい一年の健康や幸せを授けてくれると考えていました。そして、その年神様に供えた鏡餅には神様の力が宿るとされ、それを家族で分けて食べることで、一年を元気に過ごせると信じられていたのです。このお餅は「御年魂(おとしだま)」と呼ばれ、年神様からの大切な贈り物でした。
この御年魂は、家長が家族へと分け与えるものでしたが、次第に大人から子どもへ、目上の人から目下の人へと渡されるようになっていきました。それは、年神様の力を子どもたちに分け、健やかな成長を願う行為でもありました。時代によっては、お餅の代わりに扇や刀などの品物が贈られることもありましたが、「年の魂を授かる」という意味は変わらず、「お年玉」という言葉として残っているそうです。
時代が進み、生活が大きく変わると、家で餅をつく習慣は少なくなり、お年玉は次第にお金へと姿を変えていきます。現金という形になったことで実用的になりましたが、その根底にある思いは今も同じだそうです。
現代のお年玉は、新しい年を迎えた喜びとともに、「今年も元気に成長してほしい」「頑張ってほしい」という大人たちの願いを子どもに伝えるためのものです。お年玉は単なるお金ではなく、昔から続く“想いのおすそ分け”として、今も日本の正月に大切に受け継がれている文化なのでした。
この記事を書いた人
相馬壮志先生
半田市出身。EISUゼミナール乙川校では社会を担当。大学在学中は保健体育の教員を志していたが、教育の喜びは私塾にこそある、と思い、現在は一人でも多くの生徒の成績を上げれるよう日々精進している。「今日もいい日だ!」をモットーに毎日元気に授業を実施。趣味はゲームとライブに行くこと!
▶この講師のブログへ