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「ざっくり」把握する力

こんにちは。
完全個別指導Good成岩校の田中です!
突然ですが、下の画像を見てください。
脳の補完 - 超数学館MATCH|数学に特化した徹底個別指導塾 高崎 前橋
この図の中に三角形が二つ見えませんか?
黒フチの三角形の上に白い三角形が乗っているように見えます。
これは、三角形は描かれていないのに、脳が勝手に補完して三角形を映し出している、
いわゆる錯視の一つの例です。

さて、夏休みも開け、受験生は一気に受験モードになります。
みなさん、入試形式の問題を解く時、
「問題長いなぁ…」「何言ってるかさっぱりわからん…」となったことはないでしょうか。
そこで、今日は中3受験生のために、今できる勉強方法を伝授します(`・ω・´)
それは、「ざっくり把握」です。
これは国語と英語には効果てきめんですが、5教科すべてにおいて効くので、乞うご期待!

1.わかる部分だけで全体を把握できるように努力する
入試形式の国語や英語の長文、理科や社会の大問など、
全ての単語や用語をばっちり理解していればいいですが、
まだ道半ば、なかなかうまくいきません。
そういう時はわかる部分だけでざっくりと理解しましょう。
理解できない場合はトレーニングが必要ですので、
日常生活の中で意識してみましょう。
友達との会話中に中座して帰ってきたときに話している単語を汲み取って
「あぁ○○のはなし?あれって~」って入っていくのと同じ感覚です。

2.わかる部分を増やせるよう学習する
解いてみて分かる部分があまりにも少ない、または分からないところがあって
悔しい思いをしたならば、それを増やすために勉強しましょう。
国語の漢字や慣用句はなかなかむつかしいですが、
英語の単語や熟語、理社の用語や知識は点数に直結します。
まずは解いたもの、その周辺にある知識を一つでも多く詰め込みましょう!
これも、カチッと覚えるのではなく、ぼんやりとイメージを作る感覚で覚えるといいでしょう。
あくまでざっくりと身につけることからはじめましょう。

3.知識同士を結び付ける
覚えた単語や熟語、用語や知識は無理に詰め込んだだけだとすぐに抜けていきます。
そうしないために、得た知識同士を結び付けましょう。
たとえば「 be interested in ~ =興味を持つ」という熟語を覚えたときに
「待てよ…be動詞と過去分詞だったら受け身じゃないか?」
「…ということはinterestの意味は【興味がある】じゃなくって、【興味を持たせる】って意味なのか」
と自分で気づくことができるとより忘れにくくなるのではないでしょうか。
社会も年号や出来事の内容だけじゃなく、なぜそうなったか、などを考えてみると
前後のつながりまでリンクが貼られて忘れにくくなります。
ひとつひとつの知識をざっくりと束にして覚えていきましょう。

まとめ
あけっぴろげに言ってしまうと、国語の古文も英語の長文も、理科の長い実験内容も、
全部が全部理解していなくとも正答に辿り着けます。
もちろん、最低限度の知識は必要ですので、あしからず。

日本語はハイコンテクスト言語だと言われます。
ハイコンテクスト言語とは言葉で明確に示されていない背景や文脈から想定して
コミュニケーションが行われる言語のことです。
いわゆる行間を読んだり、空気を読んだり、気を遣ってコミュニケーションをとれる言葉です。
その日本語を流暢に話せる私たちは、一を聞いて十を知る民族です。
最初に提示した錯視の図のように、
目に見えない所を上手に補って、「ざっくり」と理解することから勉強を始めていきましょう!

A word to the wise is enough.

田中俊晃先生

この記事を書いた人

田中俊晃先生

成岩小、成岩中を卒業し、地元半田から次世代を育成することで故郷に恩返しをしたいと考え指導にあたる。気さくで話しかけやすい雰囲気・教室づくりで、生徒・保護者からの相談や質問が絶えない。成績アップの向こう側にある人間力の育成をモットーに生徒に寄り添う。デザイナー兼イラストレーターの経験を持ち、Good・EISUの広報を担当。好きなアーティストはミュシャやクリムトなど。
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