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diary

教えすぎない教え

「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣では 露にぬれつつ」
 百人一首の1番目の歌として覚えている人も多いかと思います。
 この歌は天智天皇作・・・として伝わっていますが、原作は万葉集で作者不明だそうです。

 僕の実家のトイレには百人一首が貼ってあります。母が小学校3年生ぐらいに札の入った箱を見て「百人ひとくびってなに???」と言った僕が興味を持ったから張り出したものだったと思いますが、この効果は絶大でした。
 特に良かった点は、漢字にフリガナが書いてなかったことでした。もちろん小学3年生に読めるわけがないので母に聞いてみましたが、
「自分で調べてみて」
といわれてしまいました。意地悪だな・・・なんて当時思ったんですが、頑張って国語辞典を開いてみて、それがあっているか学校の先生に聞いてみたり、試行錯誤をして一つ一つ読めるようになっていきました。
ここで一番良かったのは、自分で頑張るための”スキ”があったことだと思います。ただ、教えてもらっても覚えてはいたかもしれません。しかし、自分で調べたり考えたりすることでより強い印象に残るようになっていたんだと感じています。

その後、せっかく100首覚えたので実際に札で遊んでみることになり、札の入った箱を開けたとき、僕は衝撃を受けました。

読み札にフリガナ書いてあるじゃん!!!!

山本麗偉先生

この記事を書いた人

山本麗偉先生

愛知県は常滑市出身。生徒としてGoodに通い、講師としてGoodで教えた、人生の約半分をGoodと共に歩んだ生粋のGood-man。数多くの受験生を合格に導いてきた。趣味は旅行、釣り、ドライブ、作曲、手品など。最近は花札にはまり、札の花を実際に見に行くことに趣を感じている。
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